スリランカでの生活
スリランカに来て3週間くらい。
冬至の日から夜行バスで東京に向かい、朝の飛行機に乗り、16時間後くらいにようやく到着。
夜行バスであまり眠れなかったり、飛行機であまり眠れなかったり、
到着してからもレンの夜泣きで3日間くらい連続でほとんど眠れなかったりで
とうとう私が熱を出し、
3日で下がったと思ったら今度は夫と子どもが2人同時に熱を出し
病み上がりの身体で食事もとらずに2人の看病をし、
さらに夜中に1時間ことに起きて水を飲むレンのお世話で
しばらく睡眠がとれずに過ごしていたら
私の体はとうとう限界を迎え、リンパが腫れたと思ったら熱を出し、
とうとう病院へ。
血液検査で血を抜いたら貧血で倒れてしまい、あまりの血圧の低さに急遽入院。
睡眠不足と栄養不足で弱ってるだけだったけど
とにかく異常な血圧の低さにずっと緊急治療室で過ごし
現代医学のお医者さんは何か他に原因があるのではないかと検査をしまくられました。
2日間点滴を受け、コンコンと眠り続けて、みるみる回復。
「一晩で8時間連続で眠る」なんて、
産後一度もないような贅沢をさせてもらったらどんどん元氣が溢れて来て
「何かしたい」「つくりたい」と創造力がむくむく。
独身時代のように、絵を描きまくり、小説を書き始め、お茶を飲み、好きなときに眠り、
と、とにかく20代の作っていなければ生きてられない自分が戻って来たようでした。
検査結果は結局ウイルスでもなんでもなく
睡眠不足と栄養不足からくる極度の貧血と低血圧。
入院でもしない限り、子育ても仕事もノンストップ。
3日間の入院は、仕事の心配も家族の食事の心配もせずに、
自分だけの時間を持つ、すごく貴重な時間となりました。
こうならなければ、絶対に自分の時間や睡眠時間を作ることもできなかったので
本当に必要な流れだったのだなぁと今となっては思います。
入院中、ずっと考えていました。
自分のやりたいことをやるってなんだっけ?
家族を優先にすることや、サポートすることが当たり前になりすぎて
自分のやりたいことを遠慮して後回しにする癖がついていた。
やりたいことをやるのに罪悪感を感じるようになってしまい
仕事以外のやりたいことは我慢する癖がついていた。
最近は、やろうと思ってもやれなくて、がっかりすることが重なりすぎて
がっかりしないために、なるべく何かをやりたいと思わないようにする癖がついていたみたい。
もう少し楽に、責任を手放してフラットでいられる軸作りをしよう。
そんな風にきがついたら、スーッと楽になり
退院してからは別人。
神様に頼まれたことだけやればいい。
そんな感じ。
こちらに来てからはなんとホテルとスタジオのレセプションや雑用をお手伝いしている感じです。
パーティーで出演者の音かけをしたり、リハーサルを手伝ったり
ドリンクのお世話をしたり、お花の水やりをしたり
頑張らなくても出来ることを、欲張らずにやっている。
それでも隙間時間に食事作って子守してると、なかなか忙しい。
普通のお母さんみたいかな。
疲れたら横にならせてもらったり、お昼寝をさせてもらったり。
そんな風に暮らしていたら、レンと遊ぶ時間もたくさん取れて、レンもご機嫌。
遊びまくって、ご飯もたくさん食べて
おしゃべりも増えて、お昼寝もしてくれたり
それでも夜もよく寝てくれたり。
スリランカ人のスタッフともすっかり仲良しになり
みーんなに抱っこしてもらって、毎日走り回っている。
そろそろクラスやワークショップをしたいなぁという気持ちも感じているけれど
明日からなんとオーロヴィル。
コロンボの大都会から、自然の中、オーガニックが当たり前のオーロヴィルでの日々に移動。
仲良くなった人たちと離れるのは寂しいけれど
オーロヴィルの友人たちとの再会やヨガやアートワークの浸かる日々も楽しみ。
また来月にはスリランカに帰ってくるので
また新しいフェイズで過ごせるようになりたいな。
ゆっくりゆっくり、丁寧に。
日々の暮らしこそがダンスだと。
「踊らなくても、全てがダンスである」という領域に
本当に来れたのを感じています。
すごーく成長したきがする。
ということで、ご心配をおかけしましたが、私は元氣です。
私の家族も元氣です。
ピンチを乗り越えて、またひとつみんなで成長できました。
2020年はきっと飛躍の年になる。
マイペースに世界中を飛び回っている私たちですが、
今年もイベントやワークショップ、パフォーマンスなど
たくさんの美しいクリエーションを重ねていけたらと思っていますので
どうぞよろしくお願いします。
2020年、皆様にとって
素晴らしい年でありますように!
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